おばんです、すじ肉です。
そろそろ平成も終わりですね。私は平成元年の生まれなので感慨深いものがあります。
巷では「平成最後の〇〇」とか「元号変わるしなんかしよう」的な雰囲気がありますが、私すじ肉はスマホを洗濯してしまいました。
いや、元号が変わるから洗濯しとっか~~~ッwww
とか、
汚くなってきたし洗濯すっか~~~ッwww
とか、そういうノリでやったわけではありませんよ?
風呂場でスマホいじってて、出るときに洗濯機の上の棚に置いておいたら・・・
いつの間にか洗濯していたんだ。
その時の顔↓
マジでこんな顔になりました。
そういや、洗濯してるときにゴツンゴツンぶつかってる音がしてたんだよな・・・。
また六角レンチとか入れっぱなしにしてたかな~?とか思ってスルーしたんだけど、まさかスマホだったとは・・・まあ、ワイのXperiaZ3は防塵防水だし、大丈夫っしょ!
最もやってはいけないことをやってしまう。
まあそんな感じでスッカリ油断してて、普通に電源入れてしまいました。
※スマホが水没した際は、電源を入れてしまうと内部がショートして致命的なダメージを受ける場合があるぞ!
あれ?点くじゃん。
な~んだ。よゆーよゆー。さすがXperiaだね!
だがしかし、タッチが反応しない。
あー・・・なるほどね。パネルが逝ったやつね。
ひとまずメインの基盤は生きてそうなので一安心だけど、液晶パネルがダメっぽい。とりあえず電源を完全にOFFにしてから米びつに入れて乾燥させようとしたのだけど・・・
電源OFFにするときの長押し操作中にパネルがスっ・・・と暗くなって、何も見えなくなりました。
(´・ω・`).;:…ショボーン
(´・ω…:.;::..
(´・;::: .:.;:
サラサラ….
こんな感じ。
乾燥を試みる。
あ、しんだ。
そう思ったので、その日は米びつに突っ込んで寝ました。不安で全然ねれなかったけど。
なんか、スマホ買い替えたいと思ってたしまあいいっしょwwwとか、出費が重なるこの時期に・・・!とか、でも2年分の写真が・・・とか、引き継ぎ面倒だなあ・・・とか考えてなかなか眠れん。
目ざまし時計はスマホだったので朝も起きれねえ。
仕方ないので昔使ってたArrows M02を緊急使用することに。
で、朝。
米びつの方から音がする!!
でも、タッチできないから音が消せない!!クキィーーー!!
ひたすらやかましい中、朝の支度を終えて仕事に行きました。
修理の依頼をすることに。
で、仕事が終わっていろいろ考えたんだけど、やっぱりキチンと引き継ぎしないと気持ち悪いし、失ったものが何かわからないのも嫌なので業者に修理依頼をすることにしました。
調べるとデータの復旧が1万~2万で、修理となると3万~4万とかするケースも有るようだ・・・。
まあひとまずは見積もりを取らないと何も始まらないので、町の修理屋さんに行ってみた。
のだけど・・・。
- 水没は調べるだけで5000円
- 直るかどうかわからない
- データ復旧もできるかわからない
- 金額はすぐには出ないけど1万から2万ぐらい
- 水没は調べるだけで5000円
というあまりにも頼りない返答だったのでやめました。
つか、調べるだけで5000円かよ・・・いや、工数かかるしわかるんだけどさあ・・・。頼りない人に5000円も払えるかよって感じです。
それで別の業者に送って直してもらうか・・・?とか考えたんだけど、「自分で修理してみた」という記事を発見!
あ!そうか!
自分でなおせば良いんじゃん!!
なんで思いつかなかったんだろう。
調べてみたら分解方法を懇切丁寧に紹介しているサイトがいくつもある。
これならイケルぞ!
しかも以前にXperiaZ1のバッテリー交換をしたこともあるので、多少は心得もあるし、そのときに買った工具もある!やったるで!
XperiaZ3を分解
参考にしたのはこの動画。
メチャクチャ丁寧に手順を説明してくれていて、注意事項などの補足説明もあり素人の俺でもとてもわかり易かった。(自分で分解したい!って人はこの記事でなくこっちの動画を参考にしてくださいね。)
スマホの心臓部である基盤は生きてるので、サビて腐食する前に水分を除去することを目的とする。
では、作業を始める。
使うものは精密ドライバー、吸盤付きフック、ドライヤー、あとギターピックやカードなどの薄くて丈夫なもの。今回は金属のスケールを使用した。(ただし、金属スケールは硬すぎて内部を傷つけてしまうので普通のピックや銀行カードなどが良いです。)
ドライバーはこれを使用した。安いし普通に使えるし、いざというときに便利!
(amazonへリンクします)
まずはバックパネルの取り外し。ドライヤーを使って両面テープを柔らかくし、吸盤で持ち上げて出来た隙間にスケールを差し込む。
あとはゆっくりスライドして全周テープを剥がせばこの通り。ご開帳!
基盤はきれいだけど、ところどころ水滴がある!
丁寧に拭き取りながら作業続行。次はバッテリーを外す。コネクタを取り、右下の透明テープを上に持ち上げれば取れます。
うむ。バッテリーの裏側にまでは水分は到達してないようだ。さすが防水スマホ!
次は基盤の取り外し。カバー、ステー、コネクタを取り外し・・・
3箇所あるネジを外せばこの通り。
基盤には水滴はなく、非常に綺麗だった。
次は下部の基盤に取り掛かる。コネクタと金属のカバーを外して・・・
基盤を抑えているカバーを外します。
すると、下部の基盤が取れます。
銅テープを剥がせば・・・金属板が取れます。
この金属板の下にあるコネクタが液晶パネル関連のコネクタらしく、下部スピーカーからこの辺に水分が入っていると予想。ココらへんが悪さをしているんじゃないか?
丁寧に拭き取り、エアダスターも吹いておく。
あとはカメラユニットなどの簡単に取れそうなパーツを取り外し・・・
分解完了!!
動画のおかげで不安なく作業できました!!
ちなみに、カメラユニットの裏側に水分が見られたので、やはり上下のスピーカー部からの浸水が一番多いようです。
この部分はキチンとスポンジで覆われていることは確認できたけど、やはり30分も洗濯していると浸水は免れないようだ。
むしろ30分洗濯して、この程度の浸水しか無いのが驚きではある!
さて、ここまで分解できれば自然乾燥できっちり乾燥できると思うので、そのあと組み直して動作を見ます。
最悪、パネルが復活しなくても、もう一台買って基盤を載せ替えればデータは取れそうだしなんとかなるっしょ!
緊張の組み立て編
ここからはサクッと。
分解の逆の手順で組み直して、バッテリー充電して、スイッチON!!
お!!点いたぞ!!
タッチパネルも反応する!!やったぁ~~~!!
何も不具合なく動くぞお!
まとめ
洗濯したスマホを自分で修理できました!
まあ・・・今回はうまいこと直ったから良かったけど、普段からのデータバックアップはホント大事だなと思いました。
なんというか、失って初めて気づくのよね。大切なものって。
そんなわけで、今後は自動バックアップアプリとかでキチンとバックアップしていこうと思う。あとアプリのIDとかもね。(最近は課金アプリやってないけど)
そして何より、水没しても自分で直せるってことがわかってよかった。
お金がないって人と手先が器用な人は、あきらめるぐらいならチャレンジしてみてはどうだろうか?もちろん、当方は一切責任は取りません。自己責任でお願いしますね。
他に驚いたのが、分解・組み立て手順の情報が豊富だってこと。バイクならサービスマニュアル並の情報が簡単に手に入る。こりゃスゲーよ・・・!構造や仕組み、役割もわかるし見てて面白い!
スマホって中身が見れないから手を出しにくいけど、こうやって一度分解すれば「ここが異常でここが正常だから、ここだけ交換すれば直りそうだな」っていう目星をつけられるようになるので、やってよかったと思う。
今回のパターンだと、「基盤生きてるから、最悪基盤だけ載せ替えればデータは取り出せそう」とか。いろいろ知れるから分解って楽しい。
さて、直りはしたけど防水性は無くなってしまったので
結局スマホは買い替えなんだよな・・・(笑)次は何を買おうか・・・