おばんです。すじ肉です。
タイトルで若干ネタバレしてますが、Door of Adventure 2019 マザー牧場に参加してきました!!
今回はそのレポートをお送りします!
(今回の記事はちょっと長めです。)
昨年の鮫川記事もあるのでよろしければどうぞ。
Door of Adventureについてはこちら。
参加受付開始直後に締切
今回のDoor of Adventure(以下DOA)は大人気で、なんと受付開始後1日~2日で締切になってしまったようです。
公式Twitterで逐一チェックしていないと参加自体難しいかもしれない!
自分はtwitterでチェックしていて、参加受付開始30分後ぐらいに応募したら通りました!それでもゼッケン番号は60番代だったので応募数の多さがわかります。
今回は2019年初バイクで、愛車WR250Rはソフトスプリング化し、さらにトランポデビュー戦なのでテンション爆上げでいきました!
初のトランポ移動で千葉まで
自宅が岩手なので550kmほどの長距離を移動します。
マイトランポはハイエースのハイルーフ仕様なので1ナンバーになります。そのため、ETC休日割引が効きません。
なので、深夜に出発して深夜割引を適用させました。
東北自動車道の料金が10000円ほどかかるので、これだけで3000円ほど浮きます(なるべく安く済ませるスタイル)
木曜深夜~土曜朝の間でゆったり移動して、会場につきました。
ラリー前日の13:00に到着!
めっちゃいい天気!
マザー牧場のオートキャンプ場です。
車を適当に駐めたら、第一の難関。バイク降ろし。
トランポ初心者の俺は、バイクを積み降ろしするのに全く慣れていないのだ。
ビビりながらバイクを降ろそうとしたら、足場にしてたホムセン箱がコロリンしてしまい、壊れたマリオネットみたいな体勢になりました。
幸い、隣の人が助けてくれたんだけど・・・ビビったぁ・・・。
ホムセン箱は転がる。ちィ覚えた
その後はサクッと受付と車検を済ませました。
あとは前夜祭まで時間があるので、曲がったハンドルを新品に交換して、ブレーキのエア抜きをして走行チェックなどしていました。
ソフトスプリング、めっちゃ調子いいぞ!ただ、まだブレーキにエアが噛んでいるような感じだ・・・。あと、フロントブレーキタンクのバンジョーボルト部分からほんのチョットずつフルードが滲んできている。
う~ん・・・こりゃガスケット入れ直さなきゃダメそうだ。
その他、協賛店の出店?を回る。
これはツラーテックで取り扱っているN-systemさんのマップホルダーと、ラリーコンピュータRC-7のセット。
両方込みで9万。。。
欲しいけど、手が出ないなあ…(´・c_・`)
前夜祭
隣にトランポで来てた人と仲良くなれたので、一緒に飯を食うことに。
食べ放題のジンギスカンです。
味は・・・うん。いままで食ったジンギスカンの中で一番肉が薄い。
そのせいで肉がすぐボロボロになってうまくねえ・・・。
まあ、味んことはどうでもいいんだ。
一緒に飯を食ってた人がものすごい人で、
エジプトのラリーやアジアラリー、モンゴルラリーに出場した経験があっていろいろお話が聞けました!やっぱ海外ラリーだと1ヶ月ほど日本を離れなきゃいけないようで、お金もかかるしとにかく大変なようだ・・・。
それをネットがない時代にやってのけたんだから、尊敬以外の何物でもない。
しばらく談笑してたら俺とあまり年の変わらないイケメンがやってきて、
「この席いいですか?^^」
と聞いてきたので
「「いいですよ!!どうぞどうぞ!!!」」
って感じで全力でOKしました。
イケメンの彼はS1000RRとR1200GSを所有している根っからのBMWerで、いろいろスゴイ!!iPadとかアップルウォッチとか使いこなしてるしデキル男感がすごい。
GSを買ってからオフの世界にハマってしまったらしく、今回のDOAは初参加だそうだ。年も近いし、親近感が湧いてきますw
GSにタンデムしてスーパー銭湯へ
その後、グダッとした空気になって晩酌するか風呂行くかで迷ったんだけど、GS乗りの彼がタンデムしてくれるって言うからお言葉に甘えてタンデムさせてもらいましたw
驚いたのは、ヘッドライト明るすぎワロタってとこ。
LEDヘッドライトとフォグランプ付くと、俺のハイエースよりも明るんじゃないかっていうぐらいあかるい。
いや、間違いなく明るい。
排気音もかっこいいし、やっぱGSは”格”が違うよな~
とか思ってました。
銭湯はマザー牧場から10分ぐらいの君津の湯。
ジェットバスや露天風呂、炭酸風呂などがあって疲れが吹っ飛ぶいいお湯でした^^
で、風呂あるあるなのが長話。
GSの彼と話していたらいつの間にか10時15分になっていて、急いで戻ることに。
ラリーの朝は早いのだ!
戻ったら11時前になっていたので、寝る準備をサクサク済ませてさっさと就寝。
ほんとはコマ図読んでおきたかったんだけど、全く時間がなかった・・・
よし、明日は完走するぞ!!
翌朝、ラリー当日
5時に起床。
会場はこんな感じ!お祭りって感じでワクワクしてきますね!
ラリーの達人から、カップラーメンのおすそ分けを頂いたのでありがたく食す。
うますぎる。
ついでにマップ作成。
とは言っても、自分のマップホルダーは300円のファスナー付きクリアファイルなので
半分に切れば終わりっすw
いろいろしてたらあっという間に開会式。
大鶴義丹さんは毎回恒例で参加してる気がするw
開会式が終わって7時になったら、いよいよスタートです。
ラリー開始
さて、ラリーがスタートしました。
今回の目標は完走することなんですが、なるべく自分一人で走ろうと決めていました。
団体で行動する人もいるんだけど、やっぱりコマ図を読み解いて自力で正解ルートを開拓していくのがラリーの醍醐味だと思うからね。
前回の鮫川のときは平均スピードの遅さと、道に迷いまくったおかげでタイムアップしてしまったので、今回は無駄なく速く行くことを心がけました!
ただ、そうは簡単には行かないんだよねえ~・・・
さっそく道に迷う
スタートから数kmの地点で、
「前のコマから1.1km地点 左にダート入り口と右に立入禁止のテープ」
という指示があったんだけど、それがない。
こんな感じの指示
あれ?って思った50mほど手前にちょ~小さいダートの入り口(しかも急な上り坂になっている)があったので、戻って確認してみる。
う~ん・・・さすがに違うよな?
それに、立入禁止のテープもない。
仮にこの小さいダートが正解なら、上り坂マークがあるはず。
それにどんどん後続が追い抜いていくし、ここは違うだろ!ってことで先へ進むことに。
しばらく進んで・・・あった!テープとダートの入り口です。
俺のメーターでは前のコマから2kmぐらいなんだけど・・・。
はい、こんな感じでまずは一回目のミス。で、一度ミスると総合距離がズレるので、今後はコマを進めるごとにリセットして距離を確認しなければいけません\(^o^)/
これがホンマにしんどくて・・・
ぶっちゃけマップホルダーよりラリーコンピュータのほうが重要なのではないか?と思うほど。
ああ~やっぱラリーセット買っとけばよかった~と思いながら先を進みます!
ソフトスプリング化でダートが楽しい!
WR250Rをソフトスプリング化してから初のダート走行だったんですが、めっちゃ楽しく走れるようになりました!
前後タイヤの接地感がわかる。地面をグリップしてる感触がある。これだよこれ!
ワイドフットペグ化も効果テキメンで、スタンディングでもあまり疲れない。足をしっかり固定できるので、腕にかかる体重をなくせる。こりゃ楽しい!
懸念の一つであった、オフロードの接地感のなさは解決!やったぜ!
あとはゴールするだけや!www
だが、しかし。
このときは思いもよらなかったんだ。
すじ肉を待ち受ける無限地獄のことを・・・。
ナビゲーションポイントが無限地獄だった
約40km地点でナビゲーションポイント。記憶を頼りに書いてみたけど、こんな感じのコマ図。
この区間はコンパスで進む方向を見極めながら進むポイントなんだけど、クッソ迷った。
まず、最初の曲がり角の場所が微妙で自分の距離計とあわない。
そのためちょっと先に進んで「ここかな?」という曲がり角を見つけたんだけど
なぜがその曲がり角の方向からバイクが出てくる。
ってことはそこじゃないんだよな。
やっぱり一番最初の曲がり角か・・・と思いながら戻る。
そのまま進むと、先ほどバイクが出てきたと思った曲がり角まで出れた!
そしてダートを左、右って進んでいき、上の4コマ目。
Viewって書いてあるので何かしらの景観が良い眺めがあるはずなんだけど、なにもない。
でも道の形はそれっぽいので、「ここか・・・?」と思いながら右に曲がる。
で、しばらく進むと舗装路があるはずなのだが・・・
3方向に分かれている分かれ道に、総勢20名ほどの参加者たちが!!!
しかもみんな、道に迷って戻ってきました!みたいな感じでこっちの方見てる。
え・・・?これ、やっちゃったやつ・・・?ガチで迷った・・・?
もうコマ図の指示とはまるで違う道になってしまったので、あとはひたすら正解ルートを探すしか無い。
いったん3個ほど手前の曲がり角まで戻ってみて別のルートを探すけど、そっちの方もまるで違う。
え?やっぱりさっきのところ正解なのか??
と思って3方向の分かれ道の左に行ってみるけど、どんどん道がなくなってくる。
いや、これ違うな~と思ってたら前方からバイクが。やっぱり違うっぽい。
ここらへんでだいぶ焦りが出てくる。
他の参加者たちも一緒にうろうろしてたんだけど、「もう帰ろっか?笑」みたいなこと言ってる人も居てみんな迷うポイントっぽい。
帰る宣言て、完全に心折れとるやん!笑
まだ序盤なので諦めるわけには行かず、また戻って道を探す。
うーん・・・やっぱり、さっきのコマの「View」が気になる。
どうみてもViewなポイントがないので、その曲がり角を別方向に行ってみた。
そうすると、まさかの竹やぶゾーンに。で、それっぽい曲がり角。
「あ!ここじゃん!!」
竹やぶがきれいなので、ビューポイントってことね。なるほど。
そこまでわかればあとは進むだけ!
・・・
と、思いきや。
なんか国道にでてしまった。え???whats??
しかもその国道を参加者が3台ぐらい走っていく。(さっき迷ってた人も居た)
え?こっち?ここが例の舗装路?(5コマ目)と思ってちょっと後を追っていったんだけど・・・どうやらリタイヤ組のようだった。
リタイヤしてマザー牧場まで戻る途中だったのだろう。勝手にダマされてしまった・・・。
心の弱さが出てしまってますね。
さっきのビューポイントまでは正解なんだ・・・そこからまたたどり直せば・・・きっと正解までたどり着ける・・・!
再びビューポイント。参加者たちとすれ違うばかりだが、みんな「どこだー?」って顔してる。
すると、3人組がビューポイントの角をコンパスの指示とは違う方へ進んでいった。
「こっちが正解なんじゃないかっていう話っすよォ~」
え?そっち違うクナイ?完全に逆なんですが・・・
と思いながら休憩してたら、さっきすれ違ったセローの人が。どうやら彼も大きい国道に出てしまったようだ。
ひとまずこっち行ってみますか~という感じで3人組が行った方へ。
しばらく進むと・・・なんか踏切と舗装路がある。
あーーーーーー。踏切か。。。おわた。。。。
※踏切はほぼ確実にコマ図に記されます。
踏切が出てくるとは思わなかったので、さすがに終わったかな・・・と思うと。
セローの人「あ!なんかわかんないけど出れましたよ!」
俺「え???」
そう、次のページをめくったコマ図の場所までワープしていたのだ!
「なんかわかんないけど行けましたねwww」
と言ってさっそうと進んでいくセロー。
うーん。わざと間違えてコマ図書いてんのかな?煮え切らない思いと、セローの人への感謝を感じながら、なんとか無限地獄を抜け出せました!!やったー!
※たぶん2時間ぐらいロスしました。
CP1と手彫りトンネル
50km地点のチェックポイントへ。すでに目標タイムの8:30~10:30を30分ほどオーバーしていて、現在11時。かなりやばめだ。
こっからノーミスで行くぐらいでないと、完走は厳しいだろう。
CP1のスタッフ曰く、すでに100km地点のCP2までたどり着いた猛者もいるという。
やばいね。全然追いつけんわ。飯食う時間すら無い。
もはや昼飯は10秒チャージで済ますか・・・。テンション的には危険信号だ。
とにかく行くしか無い。せっかくつなぎとめた命なんだ!!
しばらく進んで、手彫りトンネルがあるエリアへ。
おお!すげー!秘境っぽい!
スコップとかで掘ったんかな?さすがに素手じゃないよね?
中はこんな感じ。テンション上がるね~~~!
とまあそんなかんじで。
ご褒美タイム終了。
心折れ折れポイントその2
80km地点でガソリンスタンドがあったので給油することに。
いろいろ迷って余分に走ってしまったので、満タンから100km走っている計算。そろそろ給油したいところ。
「すいませーん、ハイオクお願いしまーす」
「ごめんねえ~、ハイオクのポンプが壊れちゃっててねえ・・・」
なぬッ!?
う~ん・・・ルート上で次のスタンドは130km地点なので、迷ったらガス欠になっちゃうかもなあ・・・
一応700ccの携行缶はあるんだけど不安だ。
それにこれからダートに入るので、さすがに給油したい。
仕方ないので、10分かけて戻って別のガソスタへ。(ナビ使いました)
はい、閉まってる~~ゥ
はあ・・・
すでに90分ロスしてて、さらにこの仕打か・・・
すでに折れかかっている心にムチを打って、さらに10分戻りガソリンスタンドへ。
なんとか給油できました。
時間は・・・すでに1時とかになってる。やばい。オワットル。
150km地点のチェックポイント3まで15:30までに着かないといけないのだが、まだ半分ちょっとしか来てない。普通に無理だ・・・。
でも、せめてチェックポイント2までは行きたい!そう思って前へ!
だが、しかし。
心が折れた音がした
住宅街で迷い。
信号の先で迷い。
14時を過ぎたあたりでコマ図にないT字路に差し掛かった段階で・・・
プツッ
あ・・・
もうダメだ・・・おわろう・・・
ハイ、そんなわけで約100km地点で心が折れたためリタイアしました。
もうおいしい飯くっちゃうもんね~ッ!よだれズビッ!
せめて、勝浦らしく
飯だけでもね。
通りがかりにあった漁師めしのお店へ!海鮮丼とフライとタチウオのあぶり焼きじゃーい!
ん”あ”あ”あ”あ”!!!う”ま”い”い”い”い”い”!!!
敗北したことによる謎のテンションで、すごくうまく感じる。
あとは休憩してナビでマザー牧場へ戻ってきました。
帰ってきたマザー牧場
1時間ほどかけて戻ってきました。時刻は16:30ぐらい。
すでにテントとトランポがだいぶ撤収している。
広場がすかすかだ・・・
どんだけおれ遅いっちゅーねん!wwwなんやねんwwwワロタwww
みたいな感じで泣きそうな心を強制的にニュートラルへ戻そうとするも、めちゃくちゃ悔しい・・・。
完全に敗北者って感じの気分です。ラリーから帰ったら半分以上帰宅してるって。
ちょっときついなあ。
仲良くなった人はすでに帰宅していたので、「あそこどうだった!?」的な会話もなく、寂しい後片付けとなりました。
鮫川のときは閉会式があったからみんなとワイワイできたんだけどなあ・・・。
ラリー行って終わったらハイ解散~。みたいな感じでがっかりしました。
運営側もいろいろあるんだろうけどね。翌日仕事ある人も多いだろうし。
ただ、岩手から1日かけて来てる身からすると、あまりにもあっさりな終わり方でした。
閉会式がないので全員参加のじゃんけん大会とかもなく、シャツ渡されておしまい。
開会式のときに宣言していた「たくさんある豪華景品」も、僕たち敗北者にはどんな景品があったのかすらわからない状況だったので、なんというか萎えました。(せめて何があるのとかだけでも知りたかった)
こんなもんか。もうマザー牧場はいいかな。
ラリーは面白かったけどね。最後まで走りたかったなあ・・・。
ラリーの難しさ
では、今回の反省点を挙げていきたいと思う。
装備の貧弱さ
これは明らか。やっぱりマップホルダーとラリーコンピューターがないと楽しさが半減する。1コマごとにトリップをリセットするのは大変!
正解ルートを導くスキル
今回は特にこれが足りないと思った。
すべての交差点にコマがあるわけではなくて、直進はともかく、多少の曲がり角でもコマがない場合がある。
また、わざとコマを間違えて書いてある場合もある。
そんなときに、自分がいる箇所が正しいか?先へ進むか?戻るか?の選択がしっかりできなかった。
今回は距離の情報を重視しすぎて、標識などの特徴を見落とすことが多かったかな。
特徴を書いたシンボルが間違っていることはない(はず)ので、距離よりはるかに信頼できる情報だと思う。
それによく考えると、タイヤの周長が標準と違ってるから、距離がメーターと不一致で当たり前なんですよね。気づくのが遅かったなあー。
あとはひらめきですかね。
微妙な終わり方だったけど、やっぱりラリーは楽しい!
さて、残念な感じでDOAを終えてしまいましたが、やっぱりラリーは楽しいです!
ルート作成者がどんな道を見せようとしているのか、それを開拓していくのが楽しいです。
国内でこのようなイベントは数が少なく、時間もかかるため参加のハードルは高いかもしれません。でも、一度やってみると普段のツーリングとは違った楽しみが得られるのは保証します!
よし!めっちゃ悔しいから今年はガンガンバイクに乗ろう!!
秋のDOAは完走すっぞ!!
おわり
お疲れ様でした!!僕、思い込みが激しいのと勘違いしやすい、あとポカしやすいので絶対完走できる自信がないです・・・
すじ肉さんのお住まいなら、SSER 北海道4DAYSラリーとかもありかもですね!!!北海道でラリー・・・裏山です・・・
ぼっちさん
いろんなスキルが必要なのがラリーの難しい点ですねw
SSERは興味あるんですけど、今のスキルでは初日でダウンしそうなので今は鍛錬に励みますw
おつかれさまでした!
ラリーの臨場感とすじ肉さんの焦りが伝わってきましたw
コマ図はイベント主催者から配られると思いますが、どのタイミングで配布されるんです?
少ない時間の中、いかにしっかり確認できるかっていうスキルも試されそうですね
ふんきちさん
配布タイミングは各イベントで異なると思いますが、DOAは受付時に配布でした!
ガチな大会だと、暗記するまで頭に叩き込むそうですw(ぜったいむりだ・・・)