こんにちは。人生いつでもシングル単気筒。すじにく5150です。
今回は巷で話題の【ハイオク問題】について取り扱っていこうと思います。(乗り遅れ感はあるけど)我々バイク乗りには密接に関わる大事件ですので!
ハイオクの定義
まずは、今回の事件を語る前知識としてハイオクガソリンについて再確認。
簡単に言うとノッキングを起こしにくいガソリンのことです。
具体的な定義は各国の規格で定められているんだけど、日本のJIS規格ではオクタン価96以上ならOKらしい。ん?じゃあオクタン価ってなんなんだ??
オクタン価とは
ノッキングの起こしにくさを数値で表したもの。数値がでかいほどノッキングしにくくなる。なるほど…それはわかった。んじゃ、ノッキングってなんだ?
ノッキングとは
燃料の異常燃焼のこと。本来であればプラグで着火するタイミングで燃えてほしいんだけど、なんらかの原因で意図しないタイミングで燃えてしまいます。これがノッキング。エンジンから「カラカラ」「キンキン」といった異音が聞こえたら、それはノッキング音かもしれない。
ノッキングしやすい状況は、特に高圧縮比のエンジン内が挙げられます。圧力がかかると、その分燃えやすくなるために、意図しないタイミングで燃えてしまいます。だから高性能なエンジンほどハイオク指定が多いんですね!初めて知りました。
ちなみに意図しないタイミングで燃料が燃えると、性能が落ちたりエンジンにダメージを与えたりするので非常に良くない。
添加剤で付加価値をアピール
そんなわけで、ハイオクガソリンってのは異常燃焼を起こしにくいガソリンって定義です。でもそれだけだと高性能エンジンを搭載している車にしか入れてもらえないから、各ガソリンメーカーは添加剤を入れてハイオクガソリンに付加価値があることをアピールしていました。
エンジン内の洗浄効果があるとか、カーボンが付きにくくなるとか。
プレミア感ってことですね。
何が問題?
で、ここで騒動の本質へ。
毎日新聞がすっぱ抜いた内容はほとんどの石油会社でハイオクの貯蔵タンクを他会社と共有していたというもの。
自分たちだけで貯蔵したり運んだりするより、みんなでやったほうがお金かからないよね!ってのが理由です。
法律的にはオクタン価が基準を超えてれば問題ないんだけど…
独自商品と思わせて、ぜんぶ同じ
さっき書いたプレミア感を出すための宣伝がマズイ。うちのハイオクはオクタン価100です!とか、うちのハイオクはエンジンの汚れを落とす効果があります!とかそういうのがほとんどウソだった。
他社のハイオクと混ざってるわけだから、独自の効果なんてないよね。詐欺やん🥺
消費者が騙されていたのは当然だけど、スタンドの人間も知らなかったらしい。
具体的なメーカーは
- ギグナス:α-100
- エネオス:ENEOS ハイオクガソリン
- コスモ:スーパーマグナム
- 出光:出光スーパーゼアス
のよっつはやらかしてました。
燃費向上とかエンジンを正常に保つとか書いてますが・・・結局どれも同じだからね・・・。騒動の後に「誤解を招く表現だった」と言ってホームページから削除したりしてますが、なんというか汚いやり方ですよね。
この4社からはハイオクもレギュラーも入れたくないと思っちゃう。
だがそんななか、たった1社だけいました。
真(まこと)の企業が!
Shellです!
ここだけはキッチリ「ハイオクのみの特別輸送」をしているようで、性能にも虚偽はないとのこと。ホームページにも堂々と効果を記載しています。
エンジン内部を洗浄しながら保護する、 クリーン&プロテクト・テクノロジー
とのこと。
カッコいい・・・
もうハイオクはシェルだけでいいな。
結局は、嘘つく企業の製品は買いたくないということ
これに尽きる。
モノとしては問題ないけど、うそをつく企業のハイオク入れますか?
ぼくは入れたくない。
これからはなるべくシェルでガソリン入れます。
ただ、シェルってあんまりないんだよな…🥺
以上!