どうも、すじ肉です。
予告どおり、2018年秋 Door of Adventureに参加したのでレポートします!
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事前準備
今回のようなラリーレイドでは、バイクをラリー仕様に改造する必要がある。
具体的には、マップホルダー、ラリーコンピュータ、ビックタンクなどの装備。
この中で、絶対に必要になるのがマップホルダー。
特に規定はないので、各々好きなものを準備すればOK。
俺はお金がないのでホームセンターで買ったクリアファイルをガムテで留める貧乏仕様w
でも、初心者がラリーの雰囲気を味わうにはコレで十分。
より本格的に楽しみたいなら、電動タイプを買えば良い!
そんなわけでマップホルダーは500円程度。
あとは、ラリーキャンプ用に山岳テントとバックパック、インフレーターマットを買いました!
モンベルのトレッキングバックパック、キャンプパッド38の150、アライテントのトレックライズです。かなり奮発しましたww
でも、おかげで道具一式をバックパックに詰め込めるように。
入らない分はシートバッグやサイドバッグに突っ込めばOK。
なんでバックパックかというと、バイク本体に荷物をつけすぎると、バランスが崩れるかなーと思ってのこと。
まあ、テント道具を背負ってオフロードを走る必要がなかったので
あまり必要ではなかったけどもw(テント背負って走るイベントだと思ってた・・・)
イベント前日に会場入り
会場は福島県の鮫川村、鹿角平観光牧場キャンプ場。
自宅からは320kmほどあるので、WR250R(ブロックタイヤ)で自走してきました。
めっちゃ疲れた・・・。接地感ないし、速度出ないし、USB電源ソケット取ったから音楽きけないしで、散々だったw
やっぱり長距離移動で音楽ないのは致命的ですね。
そんなこんなで夕方ぐらいに会場に到着。
おお!バイクがいっぱいだ!!
ビックオフの数が多くてビックリ。アフリカツインとGSが多いかな。
そしてみんなの装備がすごい。だいたい電動マップホルダー装備してて、ラリーメーター完備してる車両もたくさんある。すげえ。
あとは売店でカップラーメン食って、温泉入って就寝。
温泉の帰り道では雨に降られました。着替えがないのに・・・最悪や・・・(バックパックスタイルでは荷物があまりはいらないのだ!)
イベント当日
受付開始はなんと朝6:00。ラリーの朝は早い!
受付したら、上記のマップをもらえる。
これを各自でマップホルダーに取り付ける。そのため、ハサミ、テープなどが必要になる。
ラリーっぽくなってきて、テンションあがってきたぞ!!!
俺は切ってファイルに突っ込めばよいので楽だけど、巻取り式のマップホルダーはテープでつなげて巻き取らないといけないのでけっこう大変。
でも、そういう作業もラリーの醍醐味!!
ガチ勢は、この段階でコマ図を頭に叩き込んでおくみたい。
チェックポイントについて
ここで、先程の写真をもう一度。
ファイルの上部にガムテで文字が書いてありますが、これはチェックポイントまでの距離とターゲットタイムを示しています。
このターゲットタイムを過ぎてしまうと、チェックポイント通過不能になり、強制リタイヤになります。
事前に知らされた情報では「時間には余裕があります」と言われていたが、周りの方からの情報だと「ルートミスやトラブルに会うとかなり厳しい」との証言をいただいたので超重要。
コマ図ではチェックポイントをCPと表記しているので、本記事も今後CPと記述します。
1日目は
CP1が50km地点で10:00~12:00の間。
CP2が118km地点で13:00~15:00の間。
ゴールが158km地点で16:00が目安。
さて、準備はこんな感じ。お次は開会式。
開会式
町長や大鶴義丹さん、三橋選手、メーカーの人、スタッフの方のありがたい言葉をいただく。
三橋さんの疲れたら帰って休みます発言はみんな爆笑してたw(三橋さんはスクーターで参戦。大鶴義丹さんはアフリカツイン。めっちゃうまい)
スタートまでの時間は参加者と情報交換したり、他のバイクを眺めたりしててすげー面白かった!
4輪での参加者も!!
スタート
2列に並んで2人ずつ出走。1分置いてまたスタートの繰り返し。
参加者は150名!自分は98番なので、だいたい45分待ちましたw
さっそくぶち当たる壁
さて、最初は順調だったラリーですが、すぐに湧き上がる感情。
クリアファイル式マップホルダー、使いにきい!!!
視線の移動が多すぎて、危ないし基本的に一個曲がるたびに止まって確認しないといけない。また、紙を裏返す作業もめんどくさい。これはアカン。
みんな電動マップホルダーにしてる意味を””心””で実感したよ。
で、しばらく走った場所でマップに書いてある記号の意味を間違えてルートミス。
「通行しない」の意味を「橋」だと勘違いしてた!
ルートミスすると当然「総距離」がずれてしまうので、必然トリップメーターで距離を計らなければいけなくなる。(脳内で引き算できる人は別だけど・・)
すると当然・・・コマ図を進めるたびにトリップリセットしないといけない。非常に面倒。あとコマ図のトリップ表示が小さくて見づらい。
ラリーコンピューターを装備してる場合はそんな不便を感じることはなく、引き算機能でルートミス分を帳消しにしてラリーを再開できる。めちゃ便利。
まあ、いいんだ。これはエンジョイイベントなのだから!
とまあそんなわけで、開始30分も立たずにラリーの難しさを認識。
ポイントごとに止まるってのはすごいタイムロスになりますね!
ただでさえ走行ペースが遅いので、バンバン抜かれていきます。でもいいんです。
思ったよりハードな林道が待ち受ける
事前情報ではビッグオフでも走れるさわやかな林道です。
とのことだったので林道区間は余裕かなーと思っていたら、そんなことはなく。
倒木あり、スリップあり、霧あり、茂みありで俺が普段走ってるダートより過酷でしたw
いやこれビッグオフで走るの?無理でしょw
という区間もちらほら。初心者ワイはWR250Rでビクビクしながら走ってました。
倒木で写真をとる三橋選手の図
そんなダートをビッグオフおじさん達はけっこうなスピードで駆け抜けるからスゴイ。
自分の経験不足を思い知りました(^o^)
午前中の段階でかなり走りごたえを感じ、Door of Adventureの洗礼を受けた感。
迫りくるターゲットタイム
さて、ダートを抜けて町中まで降りてきました。
正規ルートだとCP1を通って道の駅でゆっくりお昼休みという流れなのですが、CP1手前のコンビニでGSアドベンチャーの人とだべってたらターゲットタイム10分前に!なってしまったので、ギリギリに!(いろいろ情報交換するのおもしろいんだよなあ)
ここらへんで自分の””遅さ””をかなり認識できたので、道の駅はすっ飛ばしてガンガン進んでいきました。
コンパスで道を切り開く感覚がまさにアドベンチャー
ほどなくしてまたダート区間へ。
CP1過ぎたあとのダートはガッツリ山に入る感じで、グングン標高を上げていきました。
んで、この道がまたスベルンダ・・・。
前日の雨や台風の影響で濡れた落ち葉が散乱しており、ダートも滑るけど舗装路も危険な状態。かなり慎重になって進んでいきました。
自走だから走行不能になると帰れないんだよな・・・。
ビッグオフ勢は特に手を焼いたみたいで、3回も転倒して体力が尽きかけている人もいました。うへえ。
途中には、いくつかコンパスでナビゲーティングする箇所があります。
右か?
左か?
コンパスを使って正解ルートを探っていきます。
この作業がめっちゃ楽しい!
何人かで進んでるグループは一人が行ってその後を付いていくっていうのが多かったけど、俺は一人で突き進んでいくのがアドベンチャーって感じですごい楽しかった。
ちょっと登山やってみようかな、とか思っちゃいましたね。
運営の罠にハマり、超タイムロス
とある山中で分かれ道にたどり着いた。片方には「立入禁止」の看板が。
マップ上で進行方向は「立入禁止」の方を示している・・・。
え?マ???
いや、さすがに入っちゃダメだよねえ・・・?
と思って「立入禁止」でない方を入ってみる。
この選択が、大きな過ちだった。
しばらく進むとあるはずのないT字路が。
おかしい。T字路ならマップに書いてあるはずなのに。距離ミスったかな?と思ったけど、戻らずに右側の道へ行ってみる。新しいワダチがあるし、こっちで合ってるだろ!という考え。
結果・・・
デュフwww行き止まり(物理)でござるwww
くやしいのおwwwww
後ろから3人組が来たけど、「あ~(;´Д`)」って顔してた。
「こっちじゃないなら、さっきのT字路を左かなあ・・・?」
と思ってT字路を左へ進んでみる。
またもや行き止まり。
なにィ~~~~~~~~~~~ッ!!!!!!
え???なんで???どこでミスった???
と全力でテンパる。
そしたらまたしてもさっきの3人組が来て、(;´Д`)こんな顔して帰ってった。
ひとまず戻る。途中4輪の人が来たので情報交換。
「こっちは行き止まりですよ。他に道ありますかね?」
「あの立入禁止のとこですかね・・・?」
「ああ・・・そこしかないですよねえ・・・(;´Д`)」
どう考えても立入禁止の看板のとこだ。
実際に看板の場所まで戻ってみると何人か悩んでいる真っ最中。
「こっちは行き止まりなんで、この看板の方ですよ!」
「そうですよねえ・・・前に何人か行ってました。」
「やはりそうですか!」
やっと正解ルートへの道がわかった・・・。
たぶん1時間弱ロスしました。
あーやばい・・・CP2のターゲットタイムまで30分もない!!やばいやばい!まだけっこうある!!写真撮ってる場合じゃねえッ!
すじ肉氏、無念の時間切れリタイヤ
で、そっからまたルートミスしたりダートでノロノロ走ってたりしてたら
無事にCP2時間切れ。
すじ肉氏、運営の罠(通行止めの看板)にハマり、時間切れ
あえなくリタイヤ…#doorofadventure— すじ肉 (@Sujiniku5150) 2018年10月6日
ゴールへの道は途絶えた。
せっかくだからCP2までは行ってみたけどね。
すぐそこが海の駐車場でした。
リタイヤした者は基本的にその時点でゴールである鹿角平キャンプ場へ戻ることになっている。当然道がわからないので、スマホナビを起動。
うわーーー超楽ーーー。
ナビ便利すぎワロタ。
GPSを駆使した超絶安心ナビにより、無事にキャンプ場まで戻ってこれました。
CP2からキャンプ場まで、最短でも1時間以上かかってしまい・・・
もう5時半だよ・・・。
夕食パーティーに興じたら温泉入りそこねた
夕食パーティーは6時半からなのだが、すでに5時半。
風呂入りたいんだけどめっちゃ疲れてるし時間ないしでどうしよう・・・。
そんな感じで悩んでいると、スタート前に仲良くなった2人と再会。
まあどうでもいっか~と思いながら会話に花を咲かせることにしましたw
話を聞くと、2人とも4時前にはゴールしていたようで、俺の圧倒的な遅さを認識。
俺はリタイヤして5時半だからねwみんなすごいなあ。
通行止めの箇所では運良く他の人達と一緒に行けたようで、タイムロスはなかったらしい。ぐぬぬ・・・
やはりソロプレイよりもパーティプレイの方が上なのか!!ちくしょー!!
その後のセクションではマップの距離表示ミス(わざと?)があったようで、そこで行ったり来たりを繰り返してかなり苦戦したとか。
やっぱり150kmもあると、どこかで落とし穴はあるもんだね。そこがまたクイズのようで面白いんだけども!今度は完走したいなあ。
で、お待ちかねの夕飯。
バイキング形式。
最高だった。肉も野菜もコメもうめえ!!!
疲れも相まってとにかく最高だ。鮫川村ありがとう。
あとはジャズライブとか、星座ツアーとかがあったりしたけど、俺はさっきの2人といろいろ話し込んでいたのでよくわかりません。
他人と競争するイベントじゃなくて、協力するタイプのイベントだから、情報交換しやすいし、友人も作りやすいかもしれない!一人参加だったので、この点はほんとにありがたかった。
さて、1日目はこんな感じでしたが、ラリーはまだ続きます。
1日目は150kmの道のりでしたが、2日目は200kmの道のりになり、さらに険しくなる模様!
ぶっちゃけ、風呂にも入れず着替えもなく満身創痍の俺は「もう、ゴールしてもいいよね・・・?」な状態。
明日は・・・コインランドリー行って温泉はいって帰ろう。そう思った。
2日めの記事に続きます!
メッチャ苛酷なんですね、やっぱり!!未舗装路ラリーは!!
立ち入り禁止のコンプライアンスを順守する人が泣きを見るシステム、なかなかアコギですね~www
なまものさん
ハンドガードなしという、ナメてかかったバイクだったので常にビビってましたw
いやあ、いい人過ぎて参っちゃいますね。(^o^)