おばんです!すじにくです。
ゴールデンウィーク、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
僕は腰痛のため、まるでバイクに乗れずまったく予定外のゴールデンウィークを過ごしてます。(‘A`)
なので、今は整備に集中!
今回はYZ250Xのサグ出しについて書いていこうと思います。
サグ出しとは?
サスペンションのプリロード(初期荷重)を、ライダー個人個人に合わせて設定すること。
サスペンションはメーカー出荷時に『標準体重』を元にした初期設定をされているわけなんだけど、当然ライダーごとに体格・体重が異なるため最適なセッティングとは言い難い。
そこで、このサグ出し作業が必要になるというわけ。
サスセッティングの基盤・土台に相当する作業なので、走りにこだわるならやるべき作業です。
詳細は上のリンクを見てほしいのだけど、作業内容をざっくり言うと『0G時のサスペンションと乗車時のサスペンションを比較し、どれぐらい沈み込んでいるか』を調整する。といった内容です。
1人でやるのはちょっと難しい
で、このサグ出し作業、1人でやるのはちょっと難しいです。
乗車時のサスペンション縮み量を測定するのが難しいんですよね。
自分はバイクに乗ってないといけないので、測定する人が別に必要です。
もしくは、専用の治具を自作するか。
自作すれば千円ちょっとで済みそうですが、ツールボックスにしまった時に不格好な治具を製作するより、クオリティの高い既製品を買うことにしました。
サグ出し専用工具
僕が知っているのはDRCのサグチェッカーとMotion Proのサグスケール。
あとおまけでテクニクスのデジタルサグスケール。
DRC:サグチェッカー@5000円
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DRCの方はコスパ良くかさばらないので良い感じです。
Motion Pro:サグスケール@8800円
Motion Proの方はカッコいいけど高いし嵩張りそうなので却下。
Technix:デジタルサグスケール@21000円
これはアホみたいに高いのでお金持ちの方以外にはおすすめできません。ごめんねテクニクスさん。
DRCのサグチェッカーを購入
そんなわけでコスパ良し、嵩張らないの良いとこどりであるDRCのサグチェッカーを購入しました!
さっそくサグ出しをやってみます。
サグ測定
こんな感じでセットアップ。
スタンドに乗せた状態(リアサスペンションに荷重が載っていない状態=0G)で金色のコマを一番下まで移動。
その後、ゆっくり乗車。
なるべくバイクに全体重がかかるように、できればライディング時のポジションを意識します。
そうすると、サスペンションが縮んだ位置までコマが移動します。
あとはコマが動いた距離を測定。
なんと、約55mm。
モトクロスなら90~100mm、エンデューロなら100~110mmが良い感じの数値なので…めちゃくちゃ固いじゃねえか!!
でなわけでサスペンションのプリロードを抜く作業に入ります。
プリロード調整
フックレンチが入らないのでドライバーでナットを叩いて緩めていきます。
上のナットがロックナット。
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これは先端が柔らかい真鍮でできているため、ナットにキズを付けにくいです。
こちらは柔らかい素材というわけではないけど、ナットを押しやすい形状になっている。
その分、余計な傷もつきにくそうだ。
さて、下のナットはスプリングを手で回せば回るっぽいので、ドライバーで緩めなくても良いそうです。それと、上の写真のようにペンでマーキングするとどれだけ回したか分かりやすいです。
とりあえず1周して再測定。
だいたい80mm。55mmから80mmなので25mmのダウン。
けっこう下がりましたね!
でも目標の110mmには全然足りないのでもう1周。
1周で25mmダウンしたのであと1周したらOKなのか?
と思ったんですが…
2周ゆるめで約86mm。ん?急に変わらなくなったな…。
もう1周してみよう。
あれ?87mmぐらい?
全然変わらねえ。
ってことは…スプリングが固すぎるのか?
またがった感じ
またがった感じは『ちょっと柔らかくなったかな?』という印象。
あと初期の動きがより早くなったと思う。
思ったほど大きな変化はなかったです。
腰が痛いので走行テストはできず…。
ローダウンリンクを入れて再調整
スプリングが固い疑惑が出てきましたが、そのまえにローダウンリンクを入れてみることにします。
で、ローダウンリンクを入れたらリンク比が変わってサスが柔らかい方向に変化します。
もしかするとスプリングを替えずとも、ローダウンリンクを入れたらちょうど良くなるかもしれません。
てなわけで、近いうちにローダウンリンクを入れてみようと思います!
まとめ
DRCのサグチェッカーを使ってサグ出ししてみました。
1人でもかなり簡単にできたので、持っておいて損はないと思います!
以上!