どうも、おばんです。すじにくです。
箱根バイカーズパラダイスでドゥカティ試乗会に参加してきたので、各車の試乗インプレを書いていきます!本記事はScrambler 1100の試乗記。
Ducati : Scrambler 1100について
画像引用:ドゥカティ公式
ドゥカティのネイキッドバイク。スタイルはレトロ~ネオクラシカルで、ぼくの記憶が正しければここ数年のネオクラシカルブームはこのスクランブラーが火付け役になったんじゃないかな?と思う。1100はスクランブラーシリーズのフラッグシップで、800cc、400ccのモデルもあります。排気量以外にもカフェレーサースタイル、レトロスタイル、ネオクラスタイルなど種類があり…多すぎてもうよくわかりませんw
スペックは以下。詳細は公式へ!
- 1079cc空冷Lツインエンジン。
- 810mmシート。
- ブレンボ製ブレーキシステム。
- クラッチ:油圧制御式湿式多板クラッチ、軽いクラッチ操作が可能。駆動時はセルフサーボ機構が働き、スロットルを閉じた時はスリッパー機構が働きます。
- フロントサスペンション:マルゾッキ製フルアジャスタブル倒立フォーク
- KYB製プリロード/リバウンド調整機構付モノショック
- 乾燥重量:189kg
- タンク:15リットル
- 値段:税込み¥1,621,000
なるほど…こうしてみるとかなりのハイスペック。
モンスター821よりハイスペックやん!サスペンションはフルアジャスタブルだし、ブレーキは当然のようにブレンボ。勝手な思い込みだけどスクランブラーってドゥカティの中でも廉価モデルなイメージがあったんだけど、1100ともなると高級モデルだね!まあ、それにしても162万はめっちゃ高いな…。
特に気になったのはクラッチの項目。
油圧制御式湿式多板クラッチ、軽いクラッチ操作が可能。駆動時はセルフサーボ機構が働き、スロットルを閉じた時はスリッパー機構が働きます。
要はメッチャ軽いしエンブレもきつくないよ!ってことだよね?ほんとかなあ~?
それでは試乗へ!
またがった印象
まず思ったのはコンパクト!ってこと。リッター越えのネイキッドなのに400ccかな?って思うほどコンパクトです。タンクも細身だ。
マフラーが両側二本出しでアップなのは存在感ある!ちょっとMT-01っぽいかも。
両足はべた付き。(ぼくは身長176cm)車体は軽くて取り回しは良さそう!これなら小柄な女性でも全然乗りやすそう。
気になったのはニーグリップ。サイドのタンクカバー部品のために、ふとももに当たる面積が少なくなっててホールド感はイマイチ。デザイン優先ってことか。
残念て思ったのはメーター回り。クラシカルなモデルなのにシステマチックすぎるデザインだ…。ただのモノクロ液晶だし(‘A`)
こういうモデルにはやっぱりアナログメーターだと思うんですよね。
試乗ライドへ!
それでは箱根のワインディングを試乗してきます!
試乗一発目で緊張しております。
先導と5人のグループで発進。
ドゥカティのLツインは昔乗っていたモンスター400の影響で低速はギクシャクするという印象があり、身構えていたのだが…
なんだこのエンジン!めっちゃ楽しいぞ!
インプレッション
スロットルON/OFFが楽しい!
スロットルレスポンスがすごい気持ちいい!急すぎず遅すぎず、ライダーのちょうどいいと感じるようなレスポンスっていうのかな?リッターバイクにありがちなドカンとした加速じゃないから不安感がない。これだけ回したらこれだけ加速するだろうなーっていうレベルで回る。めっちゃ気持ちいい。
あと、スロットルOFFにしたときのハンドル剛性っていうのかな?それがすごくてビビった。スロットルOFFにしたらハンドルのねじれ?とかスロットルの固定力不足?とかでハンドルが振られるような感触というか、スロットルがふらつくような感触をたまに感じることがあるんだけど、それがないのよ。
スロットル戻したらガシッとハンドルスロットルまで位置が決まって、いい感じにエンブレ効いて、それがまた気持ちいいのよ。(伝わったかな・・・)
それらが相まって、スロットルON/OFFがすごい楽しい。
いやーすごいな。なんかドゥカティのバイクづくりのこだわりを感じた。
ちなみにビッグツインだからエンブレ激しいのかなって思ってたけど、スリッパークラッチのおかげかそんなことはなかった。いいねえ!(ニコッ
曲げづらい?
気になる点というか、そういう味付けなのかもしれないけど、
コーナリングは曲げづらいかもしれません。
曲げる!という意思がちょっと必要になる感じ。ニーグリップしにくいのも原因な気がするけど、ヒラヒラ曲がったり、ライダーの意思がリニアに旋回力に変換されるような感覚はなかった。
ここらへんはモンスター400っぽいかも。
これだけ荷重かければこれだけ曲がりそうだなってのがわかりづらい。
例えば危機回避とかでライダーがとっさに曲がりたい!って思ったときに反応できるかどうかはなんとも…って感じだ。そういう意味ではバイクとの一体感は薄いかもしれない。あくまでバイクとライダーは別のモノ。みたいな。
乗ってすぐ理解できるような甘いバイクじゃないってことだね!さすがイタリアン。
そのへんはドゥカティらしさともいえるかもしれない。
まとめ
あと気になったのはクラッチそれほど軽くないなってことぐらい。普通かなと。
先導付きの試乗だったので試せることは少なかったですが、以上のように感じました。
以下まとめです。
- エンジンがとても楽しい!スロットルON/OFF気持ちよい!
- コーナリングはコツが必要!イタリアンバイクは伊達じゃない!
- ちょっとお値段強気すぎ!?
それにしてもエンジンとそのレスポンスがすごい良いバイクだと思う。
最近のドゥカティはいいエンジン作るなぁ~っ!!
さて、お次は本命のパニガーレV2試乗するぞ!
※本試乗は箱根のバイカーズパラダイスで行われた試乗会でのものです。試乗会については以下の記事へ!