おばんです、すじにくです。箱根バイパラで行われたドゥカティ試乗イベント、ラストはDiavel 1260Sのインプレです!
Ducati Diavel 1260Sについて
Ducati のクルーザーモデル。クルーザーと言っても、あくまでDucati 内のクルーザーモデルというだけであって、ハーレーのようなバチバチのクルーザーモデルではない。スポーツクルーザーとも呼べるようなスポーティーさも持ち合わせているバイク!
初めてこいつを見たときは衝撃でしたね…こんなデザインのバイク、他になかった。イタリアンなルックスに超ワイドなリアタイヤ。やっべ!バリいかしてるやん!?って思いました。
ドゥカティ公式より。このリアタイヤの迫力!!!
ただ、2014年頃にモデルチェンジして2代目の顔つきに。
2代目フェイスはぼくとしてはイマイチ(‘A`)。初代の丸目がクラシカルかつ可愛らしさを両立しててすごい好きだったんだよな。
2020年モデルで再びモデルチェンジとなり、3代目フェイスへ。だいぶ未来的になったね。スタイルは好きだけど、やっぱぼくは初代の顔が一番好きだ。
さて、見た目の話はこれぐらいにして中身の話をしよう。初代から十年近く熟成されていることから、相当な進化を遂げていると思われる。公式からスペックを引用するとこんな感じだ。
- エンジン:テスタストレッタDVT1262(デスモドロミック・バリアブル・タイミング)デュアルスパーク
- クラッチ:湿式多板、油圧式 セルフサーボ/スリッパークラッチ機構
- フロントサス:オーリンズ製フルアジャスタブル
- リアサス:オーリンズ製フルアジャスタブル
- リアタイヤ:240/45 ピレリ製ディアブロロッソ3
- ブレーキ:ブレンボ
- シート高:780mm
- 電子制御:ライディングモード、パワーモード、ボッシュ製コーナリングABS evo、ドゥカティ・トラクションコントロールevo、ドゥカティ・ウィリーコントロールevo
- その他:クイックシフト、クルーズコントロール、フルカラー液晶ディスプレイ、スマートキー。。。など
- ※上位モデルの装備です。
- 価格:2,755,000(上位モデル)2,365,000(下位モデル)高い!!!
やはり注目すべきはディアベルシリーズ唯一のエンジンであろう。テスタストレッタDVT1262。1262ccのL型2気筒という、ドゥカティ最大級のエンジンだ。十年かけて熟成されたそのエンジンは、どのような体験をぼくにもたらしてくれるのだろうか。期待に胸が高まる。ドキドキ…
またがってみた感じ
ああ…気持ちいい…!!
パニガーレにしごかれた体にすっと染み渡る超楽ライディングポジション!温泉に入っているのかと錯覚するほど楽で気持ちいいです。足つきは両足ベタつき。ハンドル位置はとても自然で上体が楽。ただハンドル幅があるのですり抜けは気を使いそう。
面白かったのがキー。スマートキーなので刺す場所がないのだけど、タンクにぶっ刺して走行とのこと。なかなかシュールだな…
また、ボタン類が派手。なんかボタンの周りが光るんですよ。ゲーム用PCみたいに。おもしろ!(笑)
こんな感じで光ってます。
さて、ニコニコしながら試乗ルートへレッツゴー!
試乗の感想
良いところ
まず、ポジションが楽すぎて最高でした。周りを見渡せる余裕があるって素晴らしい!
乗り味は、かなり独特。バイクの直進性がすごくて、少し傾けただけでもすごい勢いで立とうとするというか。カーブの途中で気を抜くと直立して真っ直ぐ進みそうな感じ。常にバイクをカーブ内側に傾けようとする操作が必要っぽい。でもネガな印象はなくて、これはこれで面白いなと思った!
しっかり入力して曲げてあげる感じだと思う。
で、一番いいなと思ったのがエンジン。
低回転数でもギクシャクしないし、エンブレ、スロットルレスポンスがすごく気持ち良い!3速低回転で流すと最高。鼓動感とドロドロと言うサウンドが他にはない感じ。低回転で流したいからエンストが気になるけど、全くギクシャクしないエンジンなので安心してパルスとサウンドを楽しめる。時速40kmとかでも楽しいのよ。どこ走っても気持ちいい。こんな感覚は初めてで、ちょっと欲しくなってしまった!(笑)
微妙なところ
標準での積載性はゼロ。リアシートが小さすぎてスーパースポーツ並みの積載性になってる。ただ、オプションでサイドケースとパッセンジャーシートがあるので、旅するならその2つは欲しいかな!
オプションのサイドケースとパッセンジャーシート(背もたれ付き)。
一気にツーリングバイクっぽくなって、これはこれでカッコいい!
また、リアタイヤがぶっとくてカッコいいのだけど、ぶっとすぎて銘柄が1つしかありません。選ぶ余地なし!
あとはやっぱ…値段かな。Sモデルで270万オーバーか…
なんか金銭感覚がおかしくなりそうだッ!
さて、良くない点を頑張ってあげましたが、ぶっちゃけ値段以外は気にならないレベルです。このバイクかなり好きだわ。エンジンが好きすぎる。デザインもいい。
まとめ
ドゥカティ試乗会、ラストに乗ったディアベルですが今日イチで楽しいバイクでした!ホント、今のドゥカティはエンジンが楽しくて最高です。ではまとめ!
- スーパー楽なポジション!低いシート高!頼もしいエンジン!全く気を遣わずに走れた!
- エンジンが最高に楽しいです。このフィーリングは病みつきになるかも…
- コーナリングはパタパタとはいかないけど、しっかり入力すればしっかり曲がる。
以上!マジでエンジンがよかったので、気になる方は試乗してみてはいかがでしょうか!